ー 代表あいさつに代えて ー

「関西のアイドルファンはタチが悪い」と言われました、、

2年ほど前のことです。

アイドル業界のとある方と話をしていたところ、
「関西のアイドルファンはタチが悪いっていう噂は、東京では有名ですよ。」
という言葉が出てきました。

おそらくその人は、まるでおばちゃんの世間話のようなノリで同業者の視点から話をしてきたのだと思いますが、はっきり言って自分がバカにされた気分になりました。

大阪を含め関西のアイドルファンの人たちは、基本的に優しくてユーモアがあって楽しい方が多いのを知っています。
ただ、ほんの一握りの様子のおかしな人たちのせいで、全体をまとめてそんな言われ方をされているなんてありえないし、腹が立ちませんか?

でも現状といえば、アイドルを応援する側の気持ちとしては「アイドルにとっては利益になるのだから」と、そんな人たちとも共存することを「仕方ない」と思って我慢をしてくださっている心底優しい方たちも多いのだと思います。

でもこれでは「ほんとうに純度の高い現場の楽しさ」が実現するとは思えません。
それにうちの娘たちは、ステージ上もフロアーも、そしてそこで生まれた楽しさが漏れて会場の音響・照明スタッフの人たちまでもが笑顔になってくれることを望んでいます。

そんな純度の高い現場を実現することは、メンバーにとっても、それを共有してくださるみなさんにとっても特に特に重要なことだと考えています。

日本中に、「これが関西のアイドルファンというものだぞ!」
というのをみなさんといっしょに誇り高く見せていけることを望んでいますし、なによりも暖かくて楽しくて、心がいつでも寄り合って嬉しくなれる場所をいっしょに作っていけることを信じています。

 

はんちゃんの覚悟。

セカンドファミリーのメンバーは、寝屋川にある「CUBEダンススタジオ」に通う女の子たちから構成されています。(その母体ユニットはX-CUBICです)

現在、我々夫婦で運営をしているこの小さなダンススタジオには、いろいろなタイプの女の子たちが日々ダンスや歌を学びにやってきています。個性もいろいろですが家庭環境もいろいろで、家に父親が不在の子、片親の子、親とは心理的距離が大きな子もいます。気が付けばいちばん長いメンバーではもう10年以上もステージを経験している子もいて、カバー曲のレパートリーは200曲を超える数にまでなっていました。

「オリジナル曲は作らないんですか?」
ステージを見に来てくださるファンの方から、しばしば聞かれることでした。

今までのあいだ、オリジナル曲を持たなかった理由というのはあります。
このダンススタジオの過去の卒業生は、例えば大阪のNMB48に入った女の子もいました。
運営である我々は、いつでも生徒たちが自由にそれぞれの目指す活動へとシフトできるようにという考えでしたので、あまりオリジナル活動などによる制約で彼女たちの自由を奪わないようにと心がけてきました。

そんなある日、メンバーのはんちゃんから ”しゃちょー” こと嫁の元に連絡が入りました。
「専門学校をやめることにしました。。。」
通っていた医療関係の専門学校を、中途退学することを決意したと言うのです。
理由を聞くと、「ほんとうに私がやりたいのはこんなことじゃなくて、もっと歌やダンスのことだけに集中したいから。。」
学校をやめることは両親は許してくれたのだけど、だからこそ逆に申し訳ない気持ちでそのときの彼女はひたすら泣いていました。
(そのときのブログはこちら: http://ameblo.jp/x-cubic/entry-12111381896.html

我々が、「東京に出て、どこか有名なところで活動したいとかいう夢はないの?」と聞くと、
「X-CUBICのメンバーといっしょがいい」と言うのです。
彼女の本気さと、覚悟を感じました。我々の周りの大人の中でも、ここまで勇気と覚悟を持って自分の未来のための決断をできる人物を見たことがありませんでした。

その瞬間が、今まで「一人の生徒」という存在だった彼女が、「夢を共にする人物」へと変わった瞬間でした。

その後、他のメンバーにも将来のビジョンを順に聞いていったところ、同じように「アイドルになりたい、そしてX-CUBICのメンバーといっしょがいい」という答えが返ってくるのです。
「それならばその方向での活動を考えてみよう!」ということになり、メンバーたちがもう第二の家族のような関係になっていることから、「セカンドファミリー」という名前の企画が立ち上がりました。このプロジェクトは、レッスン生の中でも志望者だけが所属できるようにして、社会的に責任を果たす能力も学びながら夢を実現していくことを目指していくことにしました。

「家以外にも帰ってこれる場所があってもいいじゃないか」というテーマのもと、見に来てくださる人たちにとっても、会場があたたかいコミュニティーになることを目指しています。

 

同じ日本に住む仲間たちの夢に還元していきます

この企画を立ち上げるときに一つ決めていたことがあります。
セカンドファミリーの活動収益のうち、一定のパーセントは「チャンス・フォー・チルドレン」という団体へ寄付し続けていくことです。

日本では、約6人に1人の子どもが貧困状態にあるといいます。
生まれた環境や、経済的な理由で学校以外の教育をあきらめてしまうしかない仲間たちがたくさんいるのです。

「チャンスフォーチルドレン」は、そんな子どもたちにクーポンを発行し、教育サービスや習い事に限って使用できるように管理も行う団体です。

セカンドファミリーの活動が広がることに比例して、国内のほかの夢を持つ子どもたちが次々と笑顔になっていくことも創造していきたいです。
ここにいる仲間たちは幸運にも、自分の好きなことを学べる機会に恵まれてきました。これからは日本に住む同じ仲間たちにそれを還元していきたいと思っています。

それでは、今後のセカンドファミリーの活動をどうぞ楽しみにしていてください。そして、みなさんもいっしょに楽しさという力を貸してください。よろしくお願いいたします。

 

p.s. #これからやぞ

2016.07.10.
うぷうぷエンターテインメント代表 ー 石山